宮古用水の機能と歴史、宮古土地改良区の活動等をご紹介します




 島の地質は、第三紀鮮新世から第四期下部更新世の泥岩、シルト岩、砂岩で構成される島尻層群とそれを不整合で覆う更新世琉球層群琉球石灰岩)からなっています。琉球石灰岩の表層は風化土壌で、層が薄く、保水力に乏しい層となっています。この3つの主な層のうち基盤となっている島尻層と琉球石灰岩層は宮古島に数条に走る断層の影響でブロック状に形成されています。

 @大野越粘土層 
 琉球石灰岩や島尻泥岩が雨や風によって細かく
 風化してできた粘土質の土です。
 A琉球石灰岩層
 今から50万〜20万年前、この辺りが隆起して
 浅い海だったころにサンゴ礁が発達しました。
 そこに生息していた生物の石灰質の殻や骨格が、
 サンゴ礁及びその浅海底に堆積して団結したもの
 で、空隙が多いのが特長です。
 B島尻層
 今から150万年以上前、この辺りはまだ中国
 大陸棚でした。その頃、大陸の河川から供給さ
 れた砂や泥が厚く堆積してできたものです。
 主に水を透しにくい泥岩からなり、宮古島の基
 盤となっています。



 土壌は島尻マージのほか、一部にジャーガル、沖積土壌が見られ,弱アルカリ性、または中性で粘土とロームを含み、石灰岩の破片が混入した石灰質粘土や、その他数種の粘土が広範囲に分布しています。



 島では北北西から南南東方向に数多くの断層が発達しています。断層と断層に挟まれた範囲の地下では、島尻層は谷のような形になっています。この谷を締め切ることで地下水を容易に貯留できます。



1.大陸棚時代(島尻層群の堆積) 2000万年前〜150万年前
中国大陸の河川から供給された砂や泥が厚く堆積した。

2.島弧の芽生え(古琉球弧の形成) 150万年前〜50万年前 琉球列島は隆起を開始し、沖縄島北部、宮古島北東(宮古古陸)、石垣島北部などが海面上 に姿を現した。
3.大サンゴ礁時代(琉球石灰岩の堆積) 50万年前〜20万年前
島の周辺や海中の浅瀬には、サンゴ礁が発達し、そこで生成されたサンゴや石灰藻等の大量の石灰質堆積物が、礁周辺の浅海底に数十mの厚さで堆積した。
4.島弧の発達(琉球石灰岩の隆起と断層運動) 20万年前〜現在
琉球弧の一部はさらに隆起し、浅海底に堆積した石灰岩が海面上に島となって姿を現した。特に隆起の激しかった沖縄本島南部や宮古島では、隆起運動に伴って多くの断層が形成された。
(うるま変動)


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